“ヤーラ国立公園サファリの本格シーズン”
2025年12月1日
スリランカ南東部に位置するヤーラ国立公園は、固有種のスリランカヒョウをはじめ、多様な野生動物を間近に観察できることで知られています。毎年12月から4月頃にかけては乾季となり、動物たちの行動が活発になるため、サファリ観光が最も楽しめる本格シーズンに入ります。水場に集まる動物の姿を観察しやすく、晴天率が高いため視界も良好です。
ヤーラ国立公園はスリランカで最もヒョウの生息密度が高い地域として知られ、運が良ければ木陰で休む姿や、道路を横断する貴重な瞬間を観察できる場合があります。朝と夕方は動物の活動が特に活発で、サファリドライブでも多くの出会いが期待できます。乾季は草木の密度が下がるため視界が開け、観察の機会が増えます。
園内では、ヒョウのほかにもスリランカゾウ、マダラジカ、イノシシ、インド水牛など、多様な野生動物が暮らしています。湖や湿地帯ではワニや多くの水鳥が見られるほか、季節によっては移動中の渡り鳥が立ち寄る姿も観察できます。動物たちの生活環境がそのまま残されており、場所によっては、親子のゾウが水浴びから道路へ上がっていく様子に出会えることもあります。
サファリの拠点となるヤーラ周辺には、自然環境と調和したリゾートホテルが多く、敷地内に野生動物が姿を現すことも珍しくありません。客室から自然を望む設計のホテルや、ビーチに直接アクセスできる施設もあり、サファリとリゾート滞在を合わせて楽しむことができます。日中のサファリから戻った後は、ホテルでゆっくりとくつろぎながら、夕暮れの景色を眺める時間も魅力の一つです。
アクセスは、コロンボのバンダラナイケ国際空港から車で約5時間半から6時間です。スリランカ南部高速道路が整備されているため、移動は安定しています。前後泊を組み合わせることで、より余裕のある旅程となります。
サファリ本格シーズンのヤーラ国立公園は、動物たちの自然な姿を観察する絶好のタイミングです。乾季は気候が安定し、道路状況も良いため、初めてサファリを体験されるお客様にも旅行しやすい時期です。スリランカの豊かな生態系を体感できるヤーラ国立公園への訪問は、きっと旅の大きな思い出になることでしょう。
執筆者: Sara Hashimoto
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