Column
2025年9月20日
サラのコラム
阿里山は台湾中部の嘉義県に位置する標高2000mを超える山岳地帯で、景勝地としては台湾随一の風景を誇り、日の出、夕霞、雲海、鉄道、神木の「五大奇観」が有名です。
なにより巨大な神木群は圧巻で、屋久島に見られる巨木がそう広くない範囲に散在しているために気軽にハイキングで楽しめることから人気の観光地となっています。
桜の名所としても知られていますが、阿里山の景色はなんと言っても雲海と霧の中に忽然と現れる幻想的な巨木の佇まい、他では味わえない景色だといえそうです。
これらの巨木はかつて日本の統治時代に、日本にも運搬されたヒノキで、靖国神社の神門や東大寺大仏殿の垂木にも用いられている正真正銘のご神木なのです。
開通してから100年以上の歴史を持つ阿里山登山鉄道(森林鉄路)も人気で、度々脱線事故を起こしており運行停止の状態が続いていましたが、2024年に全面再開され、現在乗車することが可能です。
なお、日帰りツアーが嘉義・台中・台南などから催行されていて、気軽に行くことができますが、ふもとの温泉地に宿泊もできる。また、阿里山の東側には東アジア最高峰の玉山がそびえ、台湾の自然美を感じることができる最適な観光地として日本人にも人気が火が付くと思われますし、今後も目が離せません。