Column
2025年12月18日
サラのコラム
3月の台湾は、真冬の冷え込みがほぼ終わり、春の訪れを感じられる時期です。日中は暖かく、街歩きや観光がしやすい一方で、朝晩は肌寒く感じる日もあります。特に北部では天候が変わりやすく、晴れと雨を繰り返す「三寒四温」のような気候が特徴です。
日本の感覚でいうと、春と初夏が入り混じったような印象で、1日の中で体感温度が大きく変わることもあります。
台北を中心とした北部では、最高気温は22度前後、最低気温は16度前後が目安です。曇りや小雨の日が多く、湿度も高めになります。前日は半袖で過ごせたのに、翌日は上着が必要になるといった気温差が起こりやすいエリアです。九份や陽明山などの山間部では、霧や雨の影響を受けやすく、体感温度はさらに下がります。
台中などの中部では、最高気温は24度前後、最低気温は16度前後と、北部よりも安定しています。晴れる日が比較的多く、日差しも強くなり始めるため、街歩きや郊外観光には適した気候です。
高雄を中心とした南部では、最高気温は27度前後、最低気温は20度前後となり、すでに初夏の陽気です。日中は半袖で過ごせる日が多く、屋外観光もしやすいですが、朝晩は冷えることがあります。
3月に台湾を訪れる最大のメリットは、酷暑や台風の心配がほとんどない点です。気温が極端に高くならないため、街歩きや観光を無理なく楽しめます。また、陽明山や阿里山などでは、桜や梅などの花を楽しめる時期でもあります。真夏と比べると湿気が少なく、体への負担が軽いのも魅力です。
一方で、デメリットとしては天候の不安定さが挙げられます。特に北部では、気温の急変や小雨が続く日があり、観光の計画が立てにくい場合があります。また、屋外が暖かくても、台湾の施設内は冷房が常に効いているため、体が冷えやすい点にも注意が必要です。
3月は観光のベストシーズンに近いため、人気エリアでは混雑が目立ちます。士林夜市や九份などでは、日本人観光客を狙ったスリや置き引きの被害が報告されており、貴重品管理には注意が必要です。
また、春先は中国大陸からの黄砂やPM2.5の影響を受けることがあり、喉の違和感や目の不快感を覚えるケースもあります。体調に不安がある方は、マスクの携帯をおすすめします。雨天時は道路が滑りやすく、歩きスマートフォンによる転倒事故も発生しています。
3月の台湾旅行では、重ね着を基本にした服装が最適です。日中は半袖や薄手の長袖で過ごし、朝晩や冷房対策として、トレンチコートやパーカーなどの羽織るものを用意すると安心です。急な雨に備えて、折り畳み傘を携帯しておくと重宝します。
3月の台湾は、気候の特徴を理解し、適切な準備をすれば、非常にバランスの取れた旅行ができる時期です。サラトラベル台湾では、こうした季節特有の注意点も踏まえた旅のご案内を行っています。初めての台湾旅行にも、リピーターの方にも選びやすい季節と言えるでしょう。
執筆者: Sara Hashimoto