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長崎とゴルゴタの丘とラブアンバジョ

2025年5月10日

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ラブアンバジョの高台から海を眺めていると、長崎の風景によく似ているなと思います。美しい湾にたくさんの船が浮かんでいる景色は、黒船が来航した幕末か、ドン・バルトロメオ港と呼ばれた戦国期の長崎を想起させます。

長崎はいうまでもなく日本のカトリック教会の本山ともいえる地ですが、キリシタン時代には多くの殉教者をだすなど日本史の中でも特異な歴史を持ちます。

ラブアンバジョーにもキリスト教徒が多いです。 早朝からコーランが鳴りわたりますが、実際にはカトリック教徒が多数派です。なぜラブアンバジョにキリスト教徒が多いのかわかりませんが、キリストの1番弟子であったペトロが漁師であったこともあって、モスリムの多いアジア圏の国ではキリスト教徒が漁師になることが比較的多いですし、その辺も関係あるのかもしれません。

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偶然の一致と言ってしまえばそれまでですが、長崎や外海、五島あたりの海の雰囲気とラブアンバジョは本当によく似ています。海の色がエメラルドグリーンであることを考えると、五島あたりがより近いかもしれませんね。

キリシタン史における長崎の殉教は、隠れキリシタンを生み、その後の奇跡的なカトリック復活につながるわけですが、二十六聖人が処刑された西坂の丘といい、海を見下ろす丘というのは、当時のキリシタンにとってはキリストが磔にあったゴルゴタの丘と自己の立場を重ね合わせるのに相応しい場所だったのでしょう。

わたしはゴルゴタの丘には行ったことがありませんが、美しい海と、長崎のどこかで見たことがあるようなラブアンバジョーの丘からの景色を見ていると、長崎に来た宣教師もキリシタンも、ラブアンバジョに住みついたカトリック教徒も、そして西洋から来る観光客も、みんな同じ情景を見ているのだろうなと思えてならないのです。

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