Column

サラの旅行情報コラム

サラの旅行情報コラム|コモド島旅行はサラトラベルコモド サラの旅行情報コラム|コモド島旅行はサラトラベルコモド
トップ > サラの旅行情報コラム

コモド国立公園の魅力とルール

2025年10月6日(2025年12月19日更新)

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

~知っておきたい世界遺産・コモド国立公園の歩き方~

インドネシア東部の小スンダ列島にあるコモド国立公園(Komodo National Park)
世界最大のトカゲ「コモドドラゴン」の生息地として知られ、 ユネスコ世界遺産にも登録されている自然の宝庫です。

いま、世界中の旅行者がこの地を訪れ、雄大な自然と野生動物の姿に感動しています。
ただ、観光客の増加にともなって「守るべきルール」を知らずに訪れる人も増えました。

この記事では、旅行者が知っておくべきコモド国立公園の基本情報とルール、 そしてサラトラベルが大切にしている「自然と共に旅をする視点」をお伝えします。

世界遺産に選ばれた理由

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

コモド国立公園は、1980年にインドネシア政府によって設立され、 1991年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。

登録理由は大きく3つあります:

1 世界最大の爬虫類「コモドドラゴン」の保護地域であること

2 火山島やサンゴ礁など多様な生態系が共存していること

3 陸と海が織りなす独自の自然景観が極めて良好に保たれていること

コモド国立公園はコモド島・リンチャ島・パダール島などを中心に約1,800平方kmにおよび、 約3,000頭のコモドドラゴンが生息していると推定されています。

また、海の中には1,000種以上の魚類と260種のサンゴが生息。 世界的なダイビングスポットとしても知られています。

コモド島とは?

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

コモド島は、ご存じコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)の名前の由来にもなったコモド国立公園で最大の島で、コモド村がある有人の島です。

コモドドラゴン見学というとこの島で観察することが多く、もっともよく知られていますが、実はコモド島内でコモドドラゴンが見られるのは通常のコースとは別に、コモド村にもトレッキングコースがあり、こちらでも見ることができます。

ただ、コモド村の方はローカルの家々の中を通るのであまり一般的な観光コースとは言えないのと、コモドドラゴンが見れない日もあるという点です。

ちなみに、このコモド島にもピンクビーチがあり、欧米人などはこちらに寄ることも多いようです。規模としては、下記に挙げるパダール島のピンクビーチの方が大きく、かつ桃色が濃いです。

コモド島ではコモドドラゴン見学のあとに昼食をとることが多いですが、浜辺をコモドドラゴンが闊歩している姿が見られたりするので、ほかでは味わえない風景があると言えるかもしrません。

コモド島の詳細についてはこちら “コモド島とは?”

リンチャ島とは?

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

リンチャ島は、最近まで大規模な修復工事が行われていために入島できなかったのですが、現在は完了し通常通り観光が可能になっています。

この島はコモド島と同様、コモドドラゴンが多く生息していることが知られていますが、特筆すべきは混載ツアーでは寄らずにプライベートツアーでしか行くことができません。

また、コモドドラゴンの食餌となる野生動物も多く、様々な動物を見ることができ、チャンスがあれば捕食するシーンも見られる可能性があります。
混載ツアーでは寄らないために、観光客数も少なくおすすめではありますが、最近ではレンジャーの数が少なくなってきているので、その辺が注意すべき点です。
修復によりきれいになっていますし、プライベートチャーターで観光される方には選択肢になると思います。

パダール島とは?

パダール島

パダール島は、コモド島とリンチャ島に挟まれた比較的小さな島で、なんと言っても頂上から見たその絶景が最大の魅力です。

インドネシア紙幣にも描かれるほどの「インドネシアの至宝」ともいえるユニークな形をした湾がこの上なく美しいです。

パダール島の詳細についてはこちら “インドネシアが誇るパダール島の絶景”

トレッキングで登っていきますが、お子様連れでも途中までは登ることができ、3~4分目ほどまで行くことが可能です。サラトラベルでは3歳以上のお子様であれば、ここまでは可能と判断しております。

ちなみに、コモド島ばかりが有名ですが、こちらにも2024年の調査でコモドドラゴンが生息していることが確認され、絶滅したとみられていたパダール島にもドラゴンがいるといううれしいニュースがありました。

それから、いわゆるピンクビーチはコモド諸島に3つありますが、その2つまでがこのパダール島にあり、観光資源として重要な島であることがわかります。

コモドドラゴン観察のルール

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

コモドドラゴンは世界最大のトカゲで恐竜の生き残りにもたとえられる野生動物であり、のそのそしていても急に方向を変えて走り出すなど敏捷性もあり、見た目以上に危険な存在です。
そのため、観光客が安全に観察するためのルールが厳しく定められています。

主なルールは以下の通りです。

必ず公認ガイド(レンジャー)と行動すること
→ 彼らはコモドドラゴンの行動範囲を熟知しており、万が一の際には木の棒などで距離を保つ訓練を受けています。

単独行動は禁止
→ コモドドラゴンは時に時速20km以上で走ることがあり、油断は禁物です。

食べ物を持ち歩かない
→ 肉の匂いに敏感で、人間が持つ食料に反応して近づいてくることがあります。

写真撮影はフラッシュ禁止
→ 強い光で動物を刺激し、攻撃的な行動を引き起こす可能性があります。

これらは「安全のため」だけでなく、 動物たちの自然な生態を守るためのルールでもあります。

環境を守るためのマナー

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

コモド国立公園は、観光客の行動が環境に直接影響を与える場所です。
そのため、以下の点を意識して行動することが求められます。

ゴミは必ず持ち帰る
プラスチックごみの流入はサンゴや海洋生物に深刻な影響を与えます。

貝殻やサンゴを持ち帰らない
観光客による採取が環境破壊につながるため、法律で禁止されています。

ドローン撮影は申請が必要
許可なしでの飛行は罰金対象になります。また、コモド島やリンチャ島は不可、ピンクビーチやパダール島などと制限が多い。またライセンス所持のうえ事前申請が必要なためにハードルが高い。

リーフセーフ日焼け止めの使用を推奨
一般的な日焼け止めに含まれる化学成分が、サンゴの白化を引き起こす恐れがあります。

これらの行動は、自然を「見る」だけでなく「守る」ことにつながります。
サラトラベルでは、コモド諸島専門の政府公認の日本語専属ガイドが所属し、サステナブルな旅の実践をサポートしています。

訪れる前に知っておきたいこと

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

コモド国立公園へ行く際に、拠点となるのがラブアンバジョ(Labuan Bajo)です。
ここからボートで約1~2時間でコモド島やリンチャ島へ渡ることができます。

観光のベストシーズンは乾季(4~11月)
この時期は海も穏やかで、野生動物の観察にも適しています。ただ、サラトラベルではそれ以外の時期にもご満喫いただけるよう、行程やルートを調整するなどして1年中コモド島観光が楽しめるようにツアー催行を行っております。

また、2023年以降は入園料体系が見直され、「自然保護費用」がツアー代金に含まれるケースが増えています。
制度の見直しも頻繁にありますが、 サラトラベルでは、最新の制度や安全情報を日本語でご案内し、初めて訪れる方にも安心してご参加いただけるよう努めています。

サラトラベルが大切にしていること

コモド諸島旅行はサラトラベルコモド

私たちサラトラベル・コモドは、
“世界遺産に旅をする”という特別な体験を、
「自然を守りながら楽しむ」形で提供することを理念としています。

ただ観光地をめぐるだけではなく、 ガイドとの交流や、島の人々の暮らしにふれる体験を通じて、「コモドの自然を未来へつなぐ旅」を提案しています。

当社が選ばれるのは、現地でのツアー運営と長年のツアー催行実績、インドネシア政府公認ガイドとの連携(コモド諸島専門の専属日本語ガイドが2名所属)、 国立公園や世界遺産の情報を正確に引用し、火山噴火の最新情報や、緊急対応の体制を整備するなど安全対策と透明な料金設定が挙げられます。
これらをすべて長年の経験に基づいて実施していることが、私たちの強みといえるかもしれません。

“自然と共に旅する”
コモド国立公園を訪れるということは、 ただ珍しい動物を見ることではありません。
それは、人間が自然とどう共存していくかを学ぶ旅でもあります。 観光客のみなさまひとりひとりの小さな意識が、 この貴重な環境を守る大きな力になります。

“旅する人が、地球を守る人になる。”
サラトラベル・コモドは、この思いを胸に、 世界遺産の島へご案内いたします。

自然との共生を実現しながら、言葉だけではなく観光資源を守ろうとする観光業者の姿勢こそが、真のサステナブルツーリズムといえるのではないでしょうか。

執筆者: Sara Hashimoto

コモドのツアー情報
コラム一覧へ戻る
TOPへ
お申込み
の流れ
お問合せ
・申込み